【2019年度】スペイン・ワーキングホリデー申請書類の書き方 完全ガイド<後編>

スペインのワーキング・ホリデービザの申請書類の書き方<後編です。

私は2018年8月にスペインのワーキング・ホリデービザの申請をし、翌月9月に認可されビザを取得しました。申請書類をどのように準備したかについて解説していきます。

2019年の現在は必要書類が増えていたり、書類の形式が更新されているようです。できるだけ最新情報をお伝えできればと思い、現時点で駐日スペイン大使館に記載されている申請方法を元に、最近申請をされた方の記事も一部参考にさせていただいています。

書類の書き方についての注意点

この記事は、2019年6月時点で在日スペイン大使館からダウンロードすることのできた申請書類を元に書き方を紹介しています。スペインのワーキングホリデーはまだ始まって数年のため、申請書類の更新や追加が度々行われています。

内容の変更や、書類の形式が変更されて記入箇所が変わる可能性もあるので、あくまでご参考としていただければ幸いです。

提出書類の一覧

提出する書類の一覧です。合計10個の書類を提出します。

提出書類リスト&書き方
前編

1.査証(ビザ)申請書(Application for National Visa)+写真1枚を申請書右上に貼る(4.5x3.5,カラー,背景が白色)✎書き方
2. 健康診断書(Certificado Médico) ✎書き方
3. ワーキングホリデービザ申請に伴う宣誓書(DECLARACIÓN RESPONSABLE)✎書き方

後編:★このページです

4. NIE(外国人登録番号)番号申請用紙(Solicitud de Número de Identidad de Extranjero (NIE) y Certificados)+NIE申請費:1,527円(2024/1/10時点)
5. スペイン国家警察総局への書類(Dirección General de la Policía)
6. 旅行日程表(PLAN DE VIAJE/TRIP PLAN)
7. パスポート:原本とコピー×1枚
8. 住民票(発行から 90 日以内のもの)×1枚
9. 本人名義の残高証明書もしくは本人名義の銀行通帳のコピー×1枚
10. 1年オープンの往復航空券の予約もしくは往路のみの航空券の予約を印刷したもの
11. 無犯罪証明書(原本)

※このページ<後編>では4~10を紹介しています。1~3は<前編>へどうぞ↓

書類のダウンロードは公式サイトの[ワーキングホリデービザ]をクリックするとダウンロードできます

各書類の書き方

それぞれの書類の書き方について見ていきましょう。

記入のポイント
  • 黒のボールペンで、大文字指定の書類は大文字で記入
  • サインと共に書く日付は全て提出する日を記入しました

4. NIE(外国人登録番号)番号申請用紙(Solicitud de Número de Identidad de Extranjero (NIE) y Certificados)の書き方

EX-15と書いてある書類で、NIE(外国人登録番号)の申請用紙です。スペインのマイナンバーみたいなものですね。

全4枚のうち最後の1ページは記入説明です。

書き方の注意点
  • 大文字で記入する
  • 日2桁、月2桁、年4桁で記入する(例: 2019年4月1日の場合= 01/04/2019)

申請時に 手数料:1,527円 がかかります。(※2024/1/10時点)

1ページ目

1)に、記入例の通りに大文字で記入していきます。

2) は、代理人申請の場合に記入する箇所ですが、ワーキングホリデービザは本人が申請しなければならないので未記入でOKです。

3)も記入しませんでした。

2ページ目

一番上に自分の名前を大文字ローマ字で記入します。

4-2 NIEの使用目的(Especificar)の欄に

SOLICITUD DE VISADO WORKING HOLIDAY

と記入します。ワーキングホリデービザの意味です。

MOTIVOSは動機という意味なので、自分にあった箇所にチェックを入れます。
私は仕事と社会の興味にチェックを入れました。

4-3 申請の場所という意味で、駐日スペイン大使館で申請するので領事館にチェック

4-4 ワーホリは1年という期限があるため「Estancia=滞在かな」と思い、私は滞在にチェックしました。

最後のチェックは「同意しない」という意味になるので、チェックしません。

最後に日付とパスポートと同じサインを記入します。

3ページ目

一番上に大文字ローマ字で名前を記入します。

すみません、このページは最近追加された文書のようで、書き方が分かりませんでした。

スペイン語ネイティブにも聞いてみましたが、附属書類がある場合に記入するようフォームのようです。難しくてはっきりとした内容が分かりませんでした。

分からない(必要ない)場合は空欄にし、申請時に大使館の窓口で確認してみてください。必要があればその場で記入する形で良いのかなと思います。

もしどうしても気になる方は、申請に行かれる前に大使館へ問い合わせしても良いかもしれません。

4ページ目

記入方法の説明が書いてあります

この文書も含めて提出しますので、お忘れなく!

5. スペイン国家警察総局への書類(Dirección General de la Policía)の書き方

こちらは2019年に新しく追加された書類です。

ローマ字・大文字で記入していきます。

と印をつけた、上のチェックボックスにチェックを入れるようですが、こちらも分からない場合は空欄にして、大使館で確認しましょう。

一番下に下記を記入します。

  • 提出する場所(TOKIO)
  • 提出日
  • パスポートと同じサイン

6. 旅行日程表(PLAN DE VIAJE/TRIP PLAN)の書き方

旅行の日程表です。スペイン語、もしくは英語で記入します。

私の場合ですが、アリカンテという場所に行く計画だったので、まず最初の2ヶ月は勉強(語学学校)、その後は旅行と休暇、と書きました。

私は「現地で働きたい」という願望がなかったので、正直に旅行と休暇と書き、本当にざっくりした内容でしたが、ビザが降りたので問題なかったのかなと思います。

最後に日本に帰国する予定日も書きました。

7. パスポート:原本とコピー×1枚

パスポートの原本は申請と共に提出するので、必ず持参してください
さらに、パスポートのコピー(写真があるページ)も一枚提出します。(モノクロでOK)

ちなみに、私は提出から2週間後に海外旅行へ行く予定があったので、旅行から帰国後すぐに郵送(書留)でスペイン大使館に送りました。

8. 住民票(発行から90日以内のもの)×1枚

住民票は役所へ行って発行します。一部300円の手数料がかかりました。

9. 本人名義の残高証明書もしくは本人名義の銀行通帳のコピー×1枚

下記の2つのうち、どちらかを提出します。

1. 本人名義の残高証明書(和文でも可)
金融機関もしくは郵便局が発行したもので、発行日から1ヶ月以内のもの。押印されていないものは不可、原本のみ。

2. 本人名義の銀行通帳のコピー
通帳の表紙及び現在までの数ヶ月間の出入金記録のコピー

銀行によって発行までの期間や手数料が変わると思いますので、余裕を持って手続きしてください。

私は自分の口座がある銀行に行き、英文の残高証明書の発行をお願いしました。発行には届け印が必要です!
10日くらいで指定した住所宛に郵送されました。私の銀行では 1通につき864円(消費税込)の手数料数料がかかりました。

10.1年オープンの往復航空券の予約、もしくは往路のみの航空券の予約を印刷したもの

1年オープンの往復航空券の予約、もしくは往路のみの航空券の予約を印刷して提出します。

往路のみを予約し提出する場合は、
復路の航空券代を残高証明書の金額にプラスしなければなりません。

オープンチケットって旅行代理店とかに頼まないといけないかったり、自分で探して買うにしても高いので、もし節約したいのであれば往路(もしくは往復)のみチケットの予約・提出をおすすめします。

Google Flightを使って出発日のチケットを探し、予約した後にメールで送られてくる航空券のPDF(e-ticket)を印刷して、提出しました。

私は往路のみ提出したので、復路の航空券代は残高証明書にプラスしましたが問題ありませんでした。
最初の滞在費3ヶ月分以上(2,000ユーロ相当以上)プラス復路代10万くらい残高があることを証明できていれば問題ないかと思います。

11. 無犯罪証明書(原本)

過去5年間に居住した国々の警察当局が発行する、スペイン国法により犯罪とされる行為を犯していないことを証明する無犯罪証明書が必要。日本国以外の国が発行した無犯罪証明書には、発行国の外務省によるしかるべき認証が必要。

駐日スペイン大使館 公式サイト ワーキングホリデービザ.pdf より

2018年に私が申請した時にはなかった「無犯罪証明書(原本)」が追加されていました。

「お住まいの都道府県+犯罪経歴証明書」と検索してみてください。

無犯罪証明書とは、正式には都道府県警察本部で発行ができる「犯罪経歴証明書(渡航証明)」のことだそうです。

東京都の場合、霞が関にある警視庁渡航証明係に申請と受取に2回行く必要があるようです。
発行まで2週間程度かかるようなので、早めに対応しましょう。

必要書類(東京都)

1.パスポート(有効期限内、コピー不可)
2.除票住民票もしくは戸籍の附票(発行から6カ月以内)(注記2)
3.海外の現住所が確認できる書類(現地の運転免許証、本人宛の郵便物等)
4.証明書発行の必要性が確認できる書類等(注記1)

(注記1)申請者の氏名が入った大使館からの発給依頼書、招聘状、学校の合格通知、採用通知、赴任命令、雇用契約書等。要求国、理由により異なりますので事前にお問い合わせください。
(注記2)除票住民票は都内最終住民登録地の市区町村で取得できます。ただし記録が古い場合は取得ができない可能性がありますので、各市区町村にお問い合わせください。戸籍の附票は本籍地の市区町村で取得できます。

引用:警視庁

詳しくは各都道府県のウェブサイトを確認ください。

申請書類のダウンロードについて

申請書類は駐日スペイン大使館のウェブサイトよりPDFをダウンロードします。または、メールや電話で問い合わせしても送っていただけるようです。

駐日スペイン大使館のウェブサイトからのダウンロード方法は、下記の公式サイトのワーキングホリデービザ申請をクリック。記入が必要な書類のPDFが一括でダウンロードできるようになっています。(2024/1/10時点)

ダウンロード方法

←PDFは右上にあるこのボタンからダウンロードできます。

今はもう無いようですが、以前「ワーキングホリデー査証申請をする方へのお願い」という細かい注意事項があり、そこに「コピーは白黒でお願いします。カラーコピーはしないでください。」と書かれていました。今はその注意事項自体がアップされていませんでしたが、白黒コピーで問題ないかと思います。

最後に

記入例と私の経験と一部他の方の記事を元に作成しましたが、スペインのワーキング・ホリデービザは出来てからまだ数年のため、随時書類が更新されたり、追加されたりしています。

最新情報が知りたい方は必ずスペイン大使館のウェブサイトをご確認ください。

文書は必ずスペイン大使館の公式ウェブサイトからダウンロードしてください。

長くなりましたが、少しでも参考になれば幸いです。読んでいただきありがとうございました。